ブラック企業には転職したくない
ブラック企業という言葉は流行語にもなったし、
最近問題視されまくりなので、
今更ここで説明する事もないと思う。
転職をする以上、
長く安心して勤められる会社に転職したいし、
親や友達に話せないような会社には転職したくない。
俺は明日面接だが、
ブラック企業かどうかそこで確認をしておきたいので、
復習も兼ねてここの記事にしておきたいと思う。
自身の転職活動の参考にしていただけたら幸いである!!
※今回のこの記事と「ハロワに潜む「ウソ求人内容」に厚労省がホットラインを開設」も合わせて読んでいただきたい。
ブラック企業の見抜き方
社内の実情は入社しないとわからないものである。
ただ、注意深く見ていけば、
求人票から見抜けたり、
面接時にわかったりすることもある。
上手い言葉で迫られても冷静に判断することが大切だ。
求人票からわかること
・常に求人を出している
これは離職者が多く、仕事が回らなくなるから、常に求人を出して社員を補充しているということ。
別に急速に事業が拡大しているからというプラスの理由からではない。
コストのかからないハローワークの常連というのはかなり疑っていい。
また転職サイトからすると、いいお客さんでもあるので、
特集が組まれていたり、やたら勧めてきたりするような所も危険だ。
ただ、過去の求人を遡る事は難しく、転職活動期間が長くないと判断しにくい。
・若い仲間が多い
これは年齢の高い人が少ないということ。
つまり、人件費のかかる中年になると退職に追い込まれたりして、
上が極端に少なく、若い人で構成されているということ。
しかもこういう会社は若者の大量採用・大量離職と入れ替わりが激しい。
社員を使い捨てている可能性大。
・アットホームな雰囲気を強調している
出た!アットホームな雰囲気!!どこがだよ、と経験者としてツッコミたくなるわw
これが本当にアットホームで和気あいあいとしていればいいが、
上司先輩たちがプライベートまで干渉してくる事が多く、
サービス残業や付き合いで残業したり、同僚の仕事の手伝い残業などが多くある。
また社内行事がやたらに多く、休日がほとんどなかったりする。
・残業なし
これは「残業代がない」という意味。
定時を過ぎるとタイムカードを切らされてサービス残業へ。
ひどい会社だと「自分の意思で残って仕事します」という内容の念書を書かされるらしい。
※営業の場合は、残業代なしで営業手当(固定)になるケースも少なくない
・少数精鋭
一人あたりの仕事量が極端に多い。
とにかく1人で何でもこなす事が多く、
残業や休日出勤になるケースがほとんどで、
プライベートがなくなる。
・20代でも月収30万円可能などやたら高給を主張
高給をアピールすることで求職者の目に留まるようにしている。
これには残業代、手当などを最大に支給した場合が書かれていることもあり、
実際にもらえない事が多い。
また、インセンティブの比率などもあるので、
給料体系には注意をしたほうがいい。
・具体的な仕事内容が書かれていない
具体的に書いてしまうと応募が集まらないので、仕事内容を隠している。
人気の無い訪問販売をただの「販売」としか書かなかったり、
サクラの文字入力なのに「データ入力」としたり。
これらはハローワークの求人に多い。
少し違うかもしれないが、派遣の営業やコーディネーターは、
研修と称して、しかも派遣会社の社員ということを隠して現場に行かされる。
これは経験あるけど、物凄く後ろめたいし、研修でも何でもない。
また通常の業務についていても派遣するスタッフが見つからない場合、
代わりに行かされたりする。
・求人一覧の写真に会社とは関係のない海外の写真がある
通常は仕事に関連した写真が使われるが、
ここに南の島の画像とか「社員旅行は海外!」などと書かれている会社は怪しい。
ようするにそういったイメージを打ち出すしかなく、他の魅力がない。
・「やる気」「夢を持っている」などがやたら書かれている
未経験者でも求める人物像などがなく、
「やる気さえあればOK」「夢を持っていればそれで十分」など
ハードルの低さを強調している場合は危険。
サクッと採用されるが、
サクッと退職することになる。
求人から読み取れるところだとこんな感じだが、
注意深く求人票を読み取ってほしい。
面接・職場からわかること
・面接で「親と仕事のどちらを取りますか?」という内容の事を聞いてくる
これは経験があるが、こういった質問をしてくる所は間違いない。
プライベートがないほどに仕事がキツい。
親が亡くなっても休ませてもらえないのでは?
・面接時に履歴書や職務経歴書を机の上に置かない、
あるいは提出を求められない
大量に辞めるため、形式的に面接をしているだけ。
よほどの事がない限り採用される。
顔合わせ的な意味合いが強い。
・求職者に対して横柄な態度
求職者はまだ社外の人間だ。
それなのに横柄な態度を取るのは常識がなっていない。
会社に来る業者の方や取引先に対してもそういった態度の可能性が高く、
会社に対してモラルを疑った方がいい。
・社内のいたるところが整理されていない
・管理職以外は若い社員しかいない
過酷な労働環境により大量に退職して大量に採用している証拠。
年をとっても管理職になれない場合は自主退職に追い込まれる。
・パーテーションに凹みがある
これは誰かが殴られてぶつけた可能性がある。
暴力が日常的に行われている可能性大。
面接時は会社内に入る数少ない機会。
社内を注意深く見ておこう。
採用時の注意点
・採用通知書がない
採用を口頭のみで済ます所は非常に危険。
諸条件などが記録に残さず、
雇用契約を結んでから求人票とは違う事を言ってくる。
・個人事業主、業務委託として採用しようとする
個人事業主であれば保険加入などの会社負担がない。
あるいは正社員としての採用を名言しない。
正社員だと思っていたら、そうじゃなかった、なんてこともありうる。
とにかく色んな面からブラック企業かどうかの確認をしてほしい。
それを「内定がここしかないし……」という理由で入社してしまうと、
また転職活動をする羽目になってしまう。
実は俺もブラック企業に勤めていた
二社目の派遣会社は
まさしくブラック企業だった。
今回あげたチェック項目のうち、
・常に求人を出している
・若い仲間が多い
・残業なし
・面接で「親と仕事のどちらを取りますか?」という内容の事を聞いてくる
・パーテーションに凹みがある
・具体的な仕事内容が書かれていない
・管理職以外は若い社員しかいない
これらが当てはまる。
それに加えて、
採用された会社とは違う会社に行かされたり、
滑舌が悪く何を言っているか到底聞き取れない社長のビデオを見せられてレポートを書かされたり、
社長の本を買わされたり、
勤務時間はタイムカード上とはかけ離れていたり、
営業車が無くて自分の車を仕事で使うから買い換えさせられたり、
24時間丸々勤務したり、
スタッフがいないからと代わりに現場に入ったり、
とにかく最悪だった。
職歴が汚れただけだった。
今思えば焦らずにちゃんと探していれば、
こんな事にはならなかったのに、と思う。
俺もそうだけど、
みんながブラック企業に入社しないように、
頑張って転職活動をしてほしい。
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